簡単な単語と文法も勉強したし、そろそろ韓国語検定受けてみようかな?
あれ?韓国語検定って2種類あるの…?どっち受けたらいいんだろう?
韓国語の勉強を始めて、
「そろそろ韓国語検定を受けてみようかな?」
と思っている方に向けて、韓国語検定とハングル検定についてご紹介します。
韓国語検定とハングル検定のレベル
韓国語検定とハングル検定の違い
今回の記事では、韓国語検定とハングル検定のレベルと違いを徹底的に比較しますね!
韓国語検定のレベルをチェック
韓国語検定の正式名称は、韓国語能力試験(TOPIK:トピック)と言います。
韓国語検定(TOPIK)にはTOPIK Ⅰ(初級)とTOPIK Ⅱ(中・上級)があり、どちらを受けるか選択できます。
1級と2級を取りたい場合はTOPIK Ⅰを、3級~6級を取りたい場合はTOPIK Ⅱを受験します。
韓国語検定は級ごとに違う問題が出るのではなく、取得点数によって何級に合格となるかが決まる検定です。
たとえると、TOEICの韓国語版です。
取得点数によって、今現在の自分の実力レベルが分かるようになっています。
TOPIKもTOEICと同じように説明や問題文等、全て韓国語で書かれています。
TOPIKは韓国政府が主催していて、世界97ヵ国で受験ができ世界的に通用する資格です。
TOPIKはどのような形式の問題が出るのかというと、TOPIK Ⅰ(初級)は聞き取り(リスニング)と読解(リーディング)の2種類で4択のマークシート式です。
TOPIK Ⅱ(中・上級)は聞き取り(リスニング)と読解(リーディング)と作文(ライティング)の3種類で、聞き取りと読解は4択のマークシートですが、作文は記述式です。
それでは、韓国語検定の各級のレベルはどのくらいなのか、1番簡単な級から紹介していきますね。
韓国語検定1級のレベルをチェック
韓国語検定1級を取るためには、TOPIK Ⅰ(初級)を受けます。
韓国語検定1級のレベルは、約800語程度の基礎的な語彙と基本文法を理解でき、簡単な文章を作れる程度とされています。
と言われても、どのくらいのレベルなのかいまいちピンとこないですよね。
なので、韓国語検定公式サイトが公式に出している試験のサンプルの問題をいくつか紹介しますね。
サンプル問題のあとに、問題の日本語訳と答えもあるので答えられるかレベルチェックをしてみてください。
TOPIK Ⅰ(初級)では、1~30問までは聞き取り問題、31〜70問までが読解の問題が出題されます。
以下の問題は、サンプル問題の読解の31問目です。
韓国語検定の問題の出し方は毎回同じで、31問から33問が「何についての話ですか?」という問題です。
今は朝です。8時です。
①人 ②歳 ③季節 ④時間
時間についての話をしていますね。
選択肢は、
①人 ②歳 ③季節 ④時間
なので答えは、④時間 です。
つづいて、TOPIK Ⅰ(初級)の読解の46問目は、下記のような3つの短文から出来ている文章を読んで中心の考えを選ぶ問題です。
〔46〜48〕次を読んで中心の考えを選びなさい。
今日自動車博物館に行きました。博物館は小さく自動車も多くなかったです。面白くなくてすぐ出てきました。
①博物館にまた行きました。
②博物館がもっと大きかったらよかったです。
③博物館が気に入りませんでした。
④博物館に自動車がとても少なかったです。
博物館は小さく、自動車も少なくて面白くなくて気に入っていなので、
答えは、③博物館が気に入りませんでした。 です。
このくらいの問題が分かるといいですね!
韓国語検定1級は、TOPIKⅠ(初級)の半分くらいの問題を解ければ合格できます。
聞き取りと読解合わせて200点満点で、そのうち80点以上取れると合格です。
聞き取りは前半の1問目から14問目まで解いて47点、読解は前半の31問目から48問目を解いて45点。
これで200点満点中、合格点の80点以上が取れます。
極端な話、聞き取り0点、読解80点でも合格です!
後ろにいくにつれて問題が難しくなるので、前半の簡単なところを確実に解けるようにしましょう。
韓国語検定2級のレベルをチェック
韓国語検定2級を取るためには、韓国語検定1級と同じTOPIK Ⅰ(初級)を受けます。
韓国語検定2級のレベルは、約1,500~2,000語程度の語彙を用いた文章を理解でき、使用できる程度とされています。
韓国語検定2級は聞き取りと読解合わせて、200点満点中140点取れると合格です!
韓国語検定2級は1級とは違い、後半の問題もしっかり解けないと点数が足りず合格できません。
読解の後半の問題では4〜5行の文章に対して2つの問題が出されます。
たとえば、TOPIK Ⅰ(初級)の読解最後の69〜70問目の問題は、下記のような形式で出題されます。
〔69〜70〕次を読んで問いに答えなさい。
数ヵ月前、私の家の前で震えている小さく痩せている子犬を見ました。私はその子犬がとてもかわいそうに見えました。私は子犬を家に連れてきて食べ物をあげ、寝かせてあげました。その時から飼い主を探しているのにまだ飼い主が現れません。その子犬は( ㄱ )私のいい友だちになりました。
69.(ㄱ)に入る適切な言葉を選びなさい。
①よく眠るようになって ②飼い主を探して
③大きく健康になって ④ずっと震えていて
70.この文の内容から分かることを選びなさい。
①私は子犬の飼い主に会いました。
②私はこの子犬を忘れました。
③私はこの子犬を育てるのは嫌です。
④私は道で連れてきた子犬を育てています。
69問目は、子犬に食べ物をあげて寝かせてあげたとあるので、
答えは、③大きく健康になって です。
70問目は飼い主に会っていない、子犬を忘れていない、育てるのは嫌と言っていないので、
答えは、④私は道で連れてきた子犬を育てています。 です。
時間内に後半の問題まで全部解けるように、文章を早く正確に読めるようになるといいですね。
韓国語検定3級のレベルをチェック
韓国語検定3級を取るためには、TOPIK Ⅱ(中・上級)を受けます。
韓国語検定3級のレベルは、日常生活を問題なく過ごせ文章語と口語の基本的な特性を区分し理解、使用が可能な程度とされています。
韓国語検定3級からはTOPIK Ⅱになりますが、TOPIK Ⅰ(初級)とTOPIK Ⅱ(中・上級)はレベルがまったく違います。問題数も増え、時間配分が厳しいかもしれません。
韓国語検定3級の合格点は300点満点中120点です。
韓国語検定3級は、4択のマークシートの聞き取りと読解で合わせて120点を取れれば、作文は書けなくても合格はできますよ。
ちなみに、TOPIK Ⅱ(中・上級)の読解の16問目は下記のような文章問題が出ます。
〔16〜18〕次を読んで( )に入る内容でもっとも相応しいものを選びなさい。
相談を通して本をすすめてくれる書店があり話題になっている。書店のオーナーは客と長い時間対話をしたあと( )本をすすめてくれる。傷ついた人には慰める本を、自信が足りない人には勇気をあたえる本をすすめる方式でサービスを提供する。
①内容が面白い ②知識を伝えてくれる
③人々が多く読む ④客の状況に合わせて
「相談を通して本をすすめてくれる書店」と書いてあるので、
答えは、④客の状況に合わせて です。
後半の問題よりも、簡単な問題を確実に正解すること!4問ある最後の作文問題の54問目は配点が50点と大きいですが、書けなくてもいいです。
韓国語検定4級のレベルをチェック
韓国語検定4級を取るためには、TOPIK Ⅱ(中・上級)を受けます。
韓国語検定4級のレベルは、ニュースや新聞をある程度理解でき、一般業務に必要な言語が使用可能な程度とされています。
韓国語検定4級の合格点は300点満点中150点です。
韓国語検定4級は、聞き取りと読解合わせて120〜140点、作文で20〜30点とれたら合格できます。
聞き取りと読解のみで合わせて150点取れれば作文は書けなくても合格できますが、作文も書けたほうが安心して合格できます。
作文は50問ある聞き取り問題のあとに続いているので、51問目から54問目が作文問題になっています。
そして、51問目と52問目は下記のような一行で文章を書く問題です。
「(ㄱ)と(ㄴ)に当てはまる言葉をそれぞれ一行で書きなさい」という問題です。
まず、51問目の日本語訳と答えは
スミさんこれまでありがとうございました。
私は来月香港へ仕事を( ㄱ )。
私が望む会社に就職できて嬉しいですが
スミさんによく会えなくなるかもしれなくて残念です。
プレゼントを準備したのでプレゼントがスミさんに気に( ㄴ )。
(ㄱ)に入る日本語は「しに行きます」なので、
答えは、하러갑니다 です。
(ㄴ)に入る日本語は「いってもらえたら嬉しいです」なので、
答えは、들면/들었으면 좋겠습니다 です。
つづいて、52問目の日本語訳と答えは
星は地球から遠く離れている。それで星の光が地球まで来るのにたくさんの時間がかかる。地球ともっとも近い星の光も地球まで来るのに4億年かかる。万一私たちが星を見るのなら私たちはこの星の現在の姿ではなく4億年前の( ㄱ )。このように星の光は長い時間を経て地球に到達する。それである星が消えても私たちはその事実をすぐ知ることができずとても長い時間が( ㄴ )。
(ㄱ)に入る日本語は「姿を見ることになる」なので
答えは、모습을 보는 것이다 です。
(ㄴ)に入る日本語は「過ぎた後で知ることができる」なので
答えは、지나야 알 수 있다/지난 후에야 알 수 있다 です。
51問目と52問目は各10点なので、この一行作文の問題でなるべく点数をとりたいですね。
韓国語検定5級のレベルをチェック
韓国語検定5級を取るためには、TOPIK Ⅱ(中・上級)を受けます。
韓国語検定5級のレベルは、専門分野においての研究や業務に必要な言語をある程度理解と使用ができ、政治・経済・社会など身近なテーマについて理解し使用できる程度とされています。
韓国語検定5級の合格点は300点満点中190点です。
韓国語検定5級は、聞き取りと読解あわせて200点満点中で150〜160点、作文で100点満点中40〜50点とれたら合格できます。
53問目は図やグラフを見て、200〜300文字の説明文を書く問題です。この問題の配点は30点です。
上記は「次を参考にしてオンラインショッピング市場の変化について文を200〜300文字で書きなさい。」と言う問題です。
図のデータを読み取って、どのようにオンラインショッピング市場が変化したのかを書きます。
上記の図から読み取れることは、
- 全体の売上高が2014年は46兆ウォンだったのが2018年には92兆ウォンに増加した。
- 使用機器に伴う売上高はコンピュータは2014年に32兆ウォン、2018年に39兆ウォンと小幅な増加。
- スマートフォンは2014年に14兆ウォン、2018年に53兆ウォンと大幅に増加。
- オンラインショッピング市場が変化した原因はオンラインで多様な商品の購入が可能になった。
- スマートフォンがコンピュータに比べてアクセスがしやすくなった。
読み取れたことを、韓国語(한다体:ハンダ体)で文章を200字〜300字の間で書きます。
ハンダ体とは、新聞や小説などで用いられる書き言葉。「〜である。」や「〜だ。」の形のことです。
韓国語検定公式サイトで紹介されている、作文の原稿用紙での書き方です。
日本語だと、原稿用紙は右上から下へ縦書きしますが、韓国語の場合は、左上から右へ横書きします。
原稿用紙の右側に数字が書いてあるので、53問目の作文は200〜300文字の間で書き終わるように文章を組み立てます。
詳しい原稿用紙の書き方についてはこちらの記事で紹介しています。
作文の53問目は書けるようにしましょう。54問目の600〜700文字の作文もある程度書けるといいですね。部分点がもらえますよ。
韓国語検定6級のレベルをチェック
韓国語検定6級を取るためには、TOPIK Ⅱ(中・上級)を受けます。
韓国語検定6級のレベルは、ネイティブ程度までではないが、自己表現を問題なく話すことができる程度とされています。
韓国語検定6級の合格点は230点です。
韓国語検定6級は、聞き取りと読解あわせて200点満点中160~180点、作文で100点満点中50〜70点とれたら合格できます。
作文最後の54問目は「次を主題に自身の考えを600〜700文字で文を書いてください。ただ問題をそのまま写して書かないでください。」という問題です。
人は誰もが青少年期を経て大人になる。子供から大人になるこの時期に多くの青少年達は混乱と彷徨いを味わいながら成長する。下記の内容を中心に「青少年期の重要性」について自分の考えを書きなさい。
- 青少年期が重要な理由は何か?
- 青少年達はこの時期に主にどんな特徴を見せるのか?
- 青少年の正しい成長を助けるためどんな努力が必要か?
上記3つの内容を入れて、自分の考えを韓国語(한다体:ハンダ体)で600〜700字で書く問題です。
54問目の600〜700文字の作文がしっかり書けるといいですね。54問目は50点と配点がとても大きいです。
韓国語検定のレベルについては以上になります。
次はハングル検定のレベルをチェックしていきましょう。
ハングル検定のレベルをチェック
さて、今までは韓国語検定のレベルについて見てきました。
ここからは韓国語検定とよく比較される「ハングル検定」の各級のレベルについて見ていきます。
ハングル検定の各級のレベルを、1番簡単な級から紹介していきます。
ハングル能力検定協会の公式サイトでもどのような問題が出題されるのか、模擬試験問題が解けるようになっているので、こちらもチェックしてみてくださいね!
ハングル検定は韓国語検定とは違って、受験する級ごとに問題の内容が違います。
問題の種類は、聞き取り(リスニング)と筆記(リーディング)の2種類です。
解答は4択のマークシートの選択式です。(1級のみ聞き取りと筆記でそれぞれ8問ずつ記述式の問題があります。)
※ハングル検定の問題は掲載ができないので、5級〜準2級の問題を自作しました。
ハングル検定5級のレベルをチェック
ハングル検定5級のレベルは、約480語の単語や限られた文型からなる文を理解することができる程度とされています。
たとえば、ハングル検定5級ではどのような問題が出るのか作ってみました。
どのくらい解けるか、レベルチェックしてみてくださいね!
( )の中に何が当てはまるか④つの選択肢から選びなさい。
도서관에서 책을 ( ).
①읽습니다 ②일습니다 ③일거요 ④읽어요
( )の中に何の単語が当てはまるのか、正しく活用されている単語を選ぶ問題です。
問題文は「図書館で本を( )。」
( )には「読みます」という言葉が当てはまりますね。
読みますの基本形は「読む:읽다」です。읽다をヘヨ体(丁寧語)に活用すると읽어요になるので、
答えは、④읽어요 です。
5級は韓国語の基礎の部分。初級の文法や単語を一通り勉強すれば大丈夫です。
ハングル検定4級のレベルをチェック
ハングル検定4級のレベルは、比較的使用頻度の高い約1,070語の単語や文型からなる文を理解することができる程度とされています。
たとえば、ハングル検定4級ではどのような問題が出るのか作ってみました。
下線部の動詞、形容詞の基本形を選択肢から選びなさい。
매일 음악을 들어요.
①듯다 ②들다 ③듣다 ④두르다
問題文は、「毎日音楽を聞きます。」
聞きますのヘヨ体「들어요」を基本形に戻すと
「聞く:듣다」なので、
答えは、③듣다 です。
単語数も増え、ハングル検定5級よりちょっと難しいかな?くらいのレベルです。
ハングル検定4級は5級よりも、プラス600個くらいの単語を勉強しましょう。
ハングル検定3級のレベルをチェック
ハングル検定3級のレベルは、使用頻度の高い慣用句や慣用表現なども理解することができる程度とされています。
たとえば、ハングル検定3級ではどのような問題が出るのか作ってみました。
ハングル検定は、日本人向けの検定なので、漢字語の出題もあります。
下線部の漢字と同じハングル表記になるものを選択肢から選びなさい。
社長
①残業 ②漢字 ③貯金 ④文章
社長を韓国語にすると「사장」です。下線部(長)のハングル文字は「장」ですね。
選択肢は、①残業(잔업) ②漢字(한자) ③貯金(저금) ④文章(문장)
答えは、④文章(문장)に同じハングル文字が使われているので④です。
漢字語の問題は、ハングル検定5級と4級では出なかった問題です。
漢字語は、漢字の単語にハングル文字を当てはめたものです。日本人向けのハングル検定ならではの問題ですね!
ハングル検定3級は中級の勉強もしましょう。よく使う慣用句も出てきます。
ハングル検定準2級のレベルをチェック
ハングル検定準2級のレベルは、数多くの慣用句に加えて、比較的容易なことわざや四字熟語などについても理解することができる程度とされています。
たとえば、ハングル検定準2級ではどのような問題が出るのか作ってみました。
下線部の漢字と同じハングル表記になるものを選択肢から選びなさい。
規制
①替 ②再 ③第 ④債
規制の韓国語にすると「규제」です。下線部(制)のハングル文字は「제」ですね。
選択肢は、①替(체) ②再(재) ③第(제) ④債(채)
答えは、③第 が同じハングル文字なので③です。
ハングル検定3級では漢字語の問題は二字でしたが、ハングル検定準2級では漢字語の問題が一字になります。
一字はニ字とは違って、その漢字になんのハングル文字が当てはまるかを覚えていないといけないので、少し難しくなります。
ハングル検定準2級は単語や文法だけでなく、ことわざや慣用句、四字熟語の勉強も必要です。
ハングル検定2級のレベルをチェック
ハングル検定2級のレベルは、幅広い話題について書かれた新聞や雑誌の記事・解説、平易な評論などを読んで内容を理解することができる程度とされています。
ハングル検定2級の問題が難しくて作れないので…、連語をいくつか紹介しますね。
- 갈피를 못 잡다 要領がつかめない
- 내숭을 떨다 猫をかぶる
- 목이 쉬다 かすれる
- 분수를 모르다 身のほどを知らない
- 선수를 쓰다 先手を打つ
連語は、2つ以上の単語からできていて1つの単語と似たような働きをするもののことです。
量がとてもたくさんあり、覚えるのは大変ですが頑張って覚えましょう!
ハングル検定2級は問題文も韓国語になり、内容も一気にレベルアップした感じです。語彙力の強化をして、幅広く勉強する必要があります。
ハングル検定1級のレベルをチェック
ハングル検定1級のレベルは、要約や推論、論証や議論など、情報処理的にも高度なレベルが要求される処理を、韓国・朝鮮語を用いて行うことができる程度とされています。
ネイティブでも合格するのは難しいと言われるほど合格するのは超難関です。
ハングル検定協会のHPによると、第1回〜59回までの1級合格者は4941人中578人とわずか11%です。
ハングル検定1級では面接もあります。一次試験の筆記に合格した人のみ、ニ次試験の面接に進みます。
面接時間は15分間あり、5段階評価で合否が決まります。
ニ次試験は、一次試験の翌月に実施です。
韓国語検定とハングル検定の違い
各級のレベルがわかったところで、韓国語検定とハングル検定の比較の表を作りました。
詳しくはそれぞれの項目で説明しますね。
試験 | 韓国語検定 | ハングル検定 |
主催 | 韓国政府 | 日本のハングル能力検定協会 |
受験級 | 1級(TOPIKⅠ初級) 2級(TOPIKⅠ初級) 3級(TOPIKⅡ中上級) 4級(TOPIKⅡ中上級) 5級(TOPIKⅡ中上級) 6級(TOPIKⅡ中上級) | 5級(初級) 4級 3級 準2級 2級 1級(最上級) |
試験形式 | 4択マークシート 記述(TOPIK Ⅱのみ) | 4択マークシート (1級のみ記述問題あり) |
試験項目 | 聞き取り 読解 作文(TOPIKⅡのみ) | 聞き取り 筆記 (1級筆記合格者のみ後日面接試験あり) |
問題数と配点 | TOPIK Ⅰ(初級) 聞き取り30問(100点) 読解40問(100点) 合計200点満点 TOPIK Ⅱ(中・上級) 聞き取り50問(100点) 作文4問(100点) 読解50問(100点) 合計300点満点 | 5級〜準2級 聞き取り20問(40点) 筆記40問(60点) 合計100点満点 2級1級 聞き取り20問(40点) 筆記50問(60点) 合計100点満点 |
合格点 | TOPIK Ⅰ(初級) 1級 80点/200点満点 2級 140点/200点満点 TOPIK Ⅱ(中・上級) 3級 120点/300点満点 4級 150点/300点満点 5級 190点/300点満点 6級 230点/300点満点 | 5級 60点/100点満点 4級 60点/100点満点 3級 60点/100点満点 準2級 70点/100点満点 2級 70点/100点満点 1級 70点/100点満点 |
試験時間 | TOPIK Ⅰ(初級) 10:00〜11:40 TOPIK Ⅱ(中・上級) 聞き取りと筆記13:00〜14:50 読解15:20〜16:30 | 5級3級 10:30〜12:00 2級10:30〜12:20 4級準2級 14:00〜15:30 1級 14:00〜15:50 |
試験日程 | 春(4月) 夏(7月) 秋(10月) | 春(6月) 秋(11月) |
受験料 | TOPIK Ⅰ(初級) 1級 5,000円 2級 5,000円 TOPIK Ⅱ(中・上級) 3級 7,000円 4級 7,000円 5級 7,000円 6級 7,000円 | 5級 3,700円 4級 4,200円 3級 5,300円 準2級 6,300円 2級 7,000円 1級 10,000円 |
申し込み期間 | 試験日の約3ヵ月前から申し込み開始 申し込み期間は2週間のみ | 試験日の約2ヵ月半前から申し込み開始 申し込み期間は1ヵ月と10日程度 |
問題用紙 | 問題用紙持ち帰り不可 | 問題用紙持ち帰り可能 |
もちもの | 受験票(スマホで確認) 顔写真付き身分証明証 腕時計 修正テープ | 受験料(顔写真貼付) 筆記用具 顔写真付き身分証明証 腕時計 |
受験票 | 試験日の約10日前よりマイページで確認できる | 試験日の約2週間前に発送される |
有効期限 | 成績発表日から2年間有効 | 有効期限なし |
成績発表 | 試験の約1ヵ月後、マイページで確認できる | 試験の約1ヵ月後、成績通知が発送される (試験当日に協会の公式サイト、SNSで解答速報あり) |
成績証明書 | 韓国語検定公式サイトから各自印刷 1枚500円で郵送も可能 | 1枚300円(+手数料160円) 郵送での申し込みの場合手数料不要 |
韓国語検定とハングル検定の違い:試験はどのように違う?主催者は?
韓国語検定は正確には韓国語能力試験(TOPIK:トピック)と言い、韓国政府が主催しています。世界97ヵ国での韓国語学習者を対象とした、世界共通の試験です。
TOPIKは受験する級によって試験問題が違うのではなく、TOPIK Ⅰ1・2級(初級)とTOPIK Ⅱ3級〜6級(中・上級)の2種類に分けられています。
TOPIKⅠは1級・2級(初級)からTOPIKⅡの3〜6級(中・上級)までの6段階のレベルがあります。
一方、ハングル検定は正確にはハングル能力検定試験と言い、日本のハングル能力検定協会が主催しています。日本語を母語とする、日本人学習者のための検定です。
ハングル検定は5級(初級)から1級(上級)の6段階のレベルがあります。
韓国語検定とハングル検定のレベルの比較は下記の表にまとめました。
検定の種類 | 韓国語検定 | ハングル検定 |
初級 | 5級 | |
1級 | ||
2級 | 4級 | |
中級 | 3級 | 3級 |
4級 | 準2級 | |
上級 | 5級 | |
6級 | 2級 | |
1級 |
韓国語検定とハングル検定は級の数字が逆になっています。韓国語検定の6級とハングル検定1級は同じ上級ですが、1番難しいのはハングル検定1級です。
韓国語検定とハングル検定の違い:試験形式・問題数・配点は?
韓国語検定は4択のマークシートと、TOPIK Ⅱ(中・上級)では作文を記述する問題があります。
ハングル検定は4択のマークシートのみ(1級のみ記述式あり)。
どちらの検定も聞き取りがあります。
ハングル検定は3級から必須得点があるので、筆記と聞き取りそれぞれで点数が取れないと合格できません。
韓国語検定 | ハングル検定 | |||
受験級 | TOPIKⅠ1級・2級 | TOPIKⅡ3〜6級 | 5級~準2級 | 2級・1級 |
領域 | 聞き取り(40分) 読解(60分) | 聞き取り(60分) 作文(50分) 読解(70分) | 聞き取り(30分) 筆記(60分) | 聞き取り(30分) 筆記(80分) |
形式 | 四択 | 四択 作文は記述式 | 四択 | 四択 1級は記述式あり |
問題数 | 聞き取り(30問) 読解(40問) | 聞き取り(50問) 作文(4問) 読解(50問) | 聞き取り(20問) 筆記(40問) | 聞き取り(20問) 筆記(50問) |
配点 | 聞き取り100点 読解100点 | 聞き取り100点 読解100点 作文100点 | 聞き取り40点 筆記60点 | |
総計 | 200点 | 300点 | 100点 |
韓国語検定とハングル検定違い:試験時間は?
TOPIKⅡ(中・上級)は1時間目(聞き取りと作文)と2時間目(読解)に試験が分かれていて、1時間目と2時間目の間に30分間の休憩時間があります。
2時間目の入室時間までに戻らないといけないので休憩時間は実質20分間です。入室完了後、試験官から試験についての説明があります。
入室完了時間 | 試験時間 | 合計試験時間 | |
1級2級 | TOPIKⅠ(初級)9:30 | 10:00〜11:40 | 100分 |
3級4級5級6級 | TOPIKⅡ(中・上級)1時間目(聞き取り•作文) 12:30 | 13:00〜14:50 | 110分 (聞き取り60分 作文50分) |
2時間目(読解) 15:10 | 15:20〜16:30 | 70分 |
一方、ハングル検定の試験時間はこのようになっています。
受験級 | 入室完了時間 | (聞き取り) | 試験時間(筆記) | 試験時間合計試験時間 |
3・5級 | 9:45〜10:10 | 10:30〜11:00 | 11:00〜12:00 | 90分 |
2級 | 11:00〜12:20 | 110分 | ||
準2級・4級 | 13:15〜13:40 | 14:00〜14:30 | 14:30〜15:30 | 90分 |
1級(一次試験) | 14:30〜15:50 | 110分 |
ハングル検定は、2018年から聞き取りの試験が先に始まるようになり、30分間の休憩時間がなくなりました。そのため、トータルの試験時間が30分短縮されました。
韓国語検定とハングル検定の違い:合格点は?
韓国語検定は取得した点数によって合格級が決まります。例えるとTOEICのような形式ですね。
TOPIKⅠは200点満点、TOPIK Ⅱは300点満点です。
受験級 | 合格点 |
TOPIKⅠ(初級) 1級 | 80点 |
TOPIKⅠ(初級) 2級 | 140点 |
TOPIKⅡ(中・上級) 3級 | 120点 |
TOPIKⅡ(中・上級)4級 | 150点 |
TOPIKⅡ(中・上級)5級 | 190点 |
TOPIKⅡ(中・上級)6級 | 230点 |
一方、ハングル検定は3級から必須得点があります。合格点に達していても、必須得点に達していないと不合格になってしまいます。
ハングル検定はすべての級が100点満点です。
受験級 | 合格点 | 必須得点 |
5級 | 60点以上 | なし |
4級 | 60点以上 | なし |
3級 | 60点以上 | 聞き取り12点 筆記24点 |
準2級 | 70点以上 | 聞き取り12点 筆記30点 |
2級 | 70点以上 | 聞き取り16点 筆記30点 |
1級 | 70点以上 | 聞き取り16点 筆記30点 |
韓国語検定とハングル検定の違い:日程は?
韓国語検定は年3回、ハングル検定は年2回の開催です。
韓国語検定 | ハングル検定 |
春(4月) | 春(6月) |
夏(7月) | ー |
秋(10月) | 秋(11月) |
ハングル検定は試験日が6月は第1日曜日、11月は第2日曜日と決まっています。
ハングル検定1級の1次合格者の2次面接試験は、1次試験日の3週間後の日曜日に実施されます。
韓国語検定とハングル検定の違い:受験料はいくら?
韓国語検定 | ハングル検定 | ハングル検定併願 | |||
1級 | 5,000円 | 5級 | 3,700円 | 5級4級 7,400円 | |
2級 | 5,000円 | 4級 | 4,200円 | 4級3級 9,000円 | |
3級 | 7,000円 | 3級 | 5,300円 | 3級準2級 11,100円 | |
4級 | 7,000円 | 準2級 | 6,300円 | 準2級2級 13,100円 | |
5級 | 7,000円 | 2級 | 7,000円 | 2級1級 16,800円 | |
6級 | 7,000円 | 1級 | 10,000円 |
ハングル検定は、となり合う級と併願可能です。試験時間が被らないように午前と午後に分かれています。たとえば、5級と4級を併願の場合、5級は午前中で4級は午後からというふうになっています。併願だと200円〜500円安く受験できますよ。
韓国語検定とハングル検定の違い:申し込み期間はいつ?
韓国語検定は試験日の3ヵ月前くらいから申し込みが始まりますが、申し込みできる期間はたったの2週間しかありません。
とても期間が短いので注意が必要です。
韓国語検定を2ヵ月前に試験受けたいな〜。と思っても、すでに申し込みは終わっています。
10月の試験を受けようと思ったら、7月には申し込まないといけません。
一方、ハングル検定は受験日の2ヵ月半前くらいから申し込みが始まり、申し込みできる期間は1ヶ月と10日ほどと余裕がありますよ。
韓国語検定とハングル検定の違い:問題用紙は持ち帰りできる?
韓国語検定の問題用紙は持ち帰り厳禁です!
試験官が問題用紙と解答用紙を回収します。
問題用紙の表紙に、受験番号と名前を韓国語と英語で書く欄があるので、書き忘れに注意してくださいね。韓国語ではなく漢字でも大丈夫です。
ハングル検定の問題用紙は持ち帰りOKです!
ハングル検定は時間に余裕があれば、問題用紙に自分の解答をメモしておきましょう♪自己採点ができますよ。
韓国語検定とハングル検定の違い:受験票の違いは?
韓国語検定の受験票は紙でしたが、2023年度から韓国語検定公式サイトのマイページで表示されるようになりました。
マイページでの受験票の表示は、試験日よりおよそ10日前からできるようになります。
試験会場で受験票の確認はありませんが、自分の座席の場所を確認するために必要です。
スマホで受験票を表示をするか、紙に印刷をして試験当日に持参しましょう!
韓国語検定は、受験番号の下1桁が奇数なのか偶数なのかによって、解答のマークシートへの記入方法が異なります。
一方、ハングル検定の受験票は試験の2週間前くらいに発送されます。
受験票が届いたら顔写真を貼ります。
試験中は机の上に置いておき、試験終了後に受験票は回収されます。
韓国語検定とハングル検定の違い:持ち物はなにが必要?
韓国語検定で必要な持ち物は、
- 受験票(スマホで確認)
- 顔写真付き身分証明証
- 腕時計
- 修正テープ
なぜ修正テープ?って思われたかもしれません。
実は、韓国語検定は試験会場で配布される水性ペンで解答用紙のマークシートと作文を記入するため、修正テープが必須なんです!
試験なのに筆記用具が必要ないんです。びっくりですよね。
配布される水性ペンは持ち帰りOKなので、受験した記念に持ち帰りましょう♪
当日忘れてしまった場合、修正テープの貸し出しもありますが数が少ないので忘れずに持参しましょう!
一方、ハングル検定で必要な持ち物は、
- 受験票(受験票到着後、縦4cm×横3cmの顔写真貼付)
- 筆記用具(HB以上の鉛筆またはシャーペン、消しゴム)
- 身分証明書(顔写真が確認できるもの)
- 腕時計
ハングル検定は筆記用具が必須です。
受験票に顔写真が貼っていないと、試験を受けられなくなる可能性があるので、忘れずに貼りましょう。
韓国語検定とハングル検定の違い:有効期限の違いは?
韓国語検定には有効期限があります。有効期限とは有効な資格と認定される期間のこと。
たとえば就職や大学で認定証を提出する場合は、有効期限内でないといけないということです。
韓国語検定の有効期限は成績発表日から2年間。期間外の試験は照会、成績証明証の印刷ができなくなります。
ハングル検定には有効期限がないので、1度資格を保有すればずっと使えますよ。
韓国語検定とハングル検定の違い:結果発表はいつ?
試験 | 結果発表 | 公開場所 |
韓国語検定 | 約1ヵ月後 | マイページ |
ハングル検定 | 約1ヵ月後 | 結果通知が郵送される |
ハングル検定は問題用紙に解答をメモしておくと、試験当日のうちに解答速報‘が出るので、自己採点で合否がわかるのでおすすめですよ〜!
ハングル検定の解答速報は、ハングル能力検定協会公式サイトまたはSNSで発表があります。
結果が早く知れるのは嬉しいですよね。
韓国語検定とハングル検定の違い:成績証明書は届くの?
韓国語検定の成績証明書は、国立国際教育院の公式サイトから自分で印刷可能です。
成績証明書はこのような感じの紙です。
2022年以前は、申請をしなくても無料で成績証明書を郵送してもらえましたが、現在は証明書が必要な場合は申請する必要があります。
紙の成績証明書を希望する場合は、韓国語検定公式サイトの成績証明書再発行申請フォームから申請が必要です。申請すると、1枚500円で郵送してもらえます。
写真を撮るときに便利なアプリをこちらの記事でご紹介しています。
ハングル検定の方は、試験から1ヵ月後、成績通知票が届きます。
成績証明書と合格カードを希望する場合は、ハングル検定協会のマイページから申し込みができます。
- 成績証明書1枚300円(+決済手数料160円)
- 合格カード1枚500円(+決済手数料160円)
郵送での申し込みの場合は手数料不要。
合格カードはこのようなプラスチックのカードです。
わたしは以前、協会設立20周年記念プレゼント企画で合格カードをいただきましたが、現在は申請する必要があります。
韓国語検定とハングル検定を初心者が受験するならどの級?
韓国語検定とハングル検定の級のレベルについて見てきました。2つの検定のイメージは少し湧いてきたでしょうか。
実はわたしは、2011年から韓国語の勉強を始め、働きながらも5年間で韓国語検定、ハングル検定あわせて8つの級に合格しています。
わたしが韓国語の勉強を独学で始めて、どの順番で受験して合格したのか並べてみました。
- 2011年 勉強開始
- 2012年 春 ハングル検定5級
- 2012年 秋 韓国語検定2級
- 2012年 秋 ハングル検定4級
- 2013年 春 ハングル検定3級
- 2013年 秋 韓国語検定3級
- 2014年 春 韓国語検定4級
- 2015年 春 ハングル検定準2級
- 2016年 秋 韓国語検定5級
結論としては、初級の文法を一通り終わらせたレベルでしたら、まずは各レベルに合わせて受けられるハングル検定5級をおすすめします。
ハングル検定で出題される単語や文法は、それぞれの級に合わせた問題集が発売されているので、各級の問題集を勉強すれば合格しやすいからです。
それに、韓国語検定のTOPIK Ⅰ(初級)は1級と2級が同じ問題なので、すこし難しく感じるかもしれません…。
なので、ハングル検定5級の次に、ハングル検定4級または韓国語検定2級を目指すのがおすすめです。
ハングル検定の試験対策
ハングル検定には、ハングル検定協会から公式テキストが出ています。
ハングル検定対策の公式テキストと、実際に使った教材を紹介します。
ハングル検定の公式テキスト
ハングル検定協会から「トウミ」と「ぺウギ」という公式テキストが発売されています。
「トウミ」は単語帳、「ぺウギ」は教科書の役割です。
こちらはハングル検定5級と4級用の公式テキスト「トウミ」です。
こちらはハングル検定5級の公式テキスト「ペウギ」です。
ハングル検定は「トウミ」の中から単語や慣用句が出題されます。
5級の問題はすべて「トウミ」のリスト内から出題され、4級〜2級まではリスト外からも5%以内で出題されるそうです。
そして、ハングル検定は公式サイトでサンプルの問題は公開されていますが、過去問は公開されていません。
なので、ハングル検定の過去問を解きたい方は、ハングル検定協会が公式で出している過去問題集を購入する必要があります。
ハングル検定に合格した際に実際に使った教材
ハングル検定対策で公式テキストはありますが、わたしはこちらの「ハングル能力検定試験実践問題集」を5級から準2級までずっと使っていました!
この問題集を使っていた理由は、問題数がとても多く、単語や文法も豊富に載っているからです。
ハングル検定対策本の中で、最多の問題数がぎっしりと掲載されています!
文法や慣用句、豊富な問題例と2回分の実践模擬問題つきです。この実践問題集を繰り返し解けばかなり力がつきますよ♪
わたしはハングル検定協会の公式テキストは一切使わず、問題集はこの1冊しか使っていませんが、準2級まで合格できました!
単語を覚えるため、主にキクタンを使っていました。キクタンは単語を耳から聞いて覚えることができるので聞き取りに効果があります。
5級と4級はキクタン韓国語 初級編を使って勉強していましたよ!リズムに乗って単語を覚えられるのでおすすめです。
韓国語検定の試験対策
ではここで、韓国語検定の試験対策に使えるサイトやアプリ、わたしが実際に使った教材を紹介します。
韓国語検定の過去問が見られるサイト
韓国語検定は、サンプルだけでなく、過去問を確認することもできます。
過去問はかじりたてのハングル(TOPIK資料室)というサイトで2003年から2019年までの過去問が公開されています。
こちらは誰でも無料で利用可能ですので、印刷して勉強に活かしてくださいね!
わたしも全部印刷して繰り返し解いていました。
韓国語検定の各級に合わせた単語アプリ
韓国語検定の1級と2級、3級と4級、5級と6級と、3段階に分けて単語の勉強ができるアプリがあります。
アプリは気軽に勉強ができるところがいいですよね
今回紹介するのは、TOPIK Ⅰ(初級)1級と2級対応の単語アプリです。
このアプリでTOPIK Ⅰ(初級の)1級と2級の2,766個の単語を勉強することができます。
TOPIKの単語勉強アプリにはブックマーク機能があって、分からない単語の⭐︎マークにチェックを入れると、チェックした単語が一覧で表示されるのでとても便利!
オリジナルの単語帳が出来上がります。
音声機能があるので、発音もバッチリです。
韓国語検定の勉強で実際に使った教材
上の写真の教材は韓国語検定5級に合格したときに使っていました。
左のNEW TOPIK Ⅱ 改訂新版 3級~6級読解編は出題傾向が徹底分析されていて、練習問題がとにかく豊富!模擬試験も2回分ついています。わたしは3冊買いましたが、この1冊あれば読解は完璧だと思います。
真ん中の韓国語能力試験TOPIKⅡ〈中・上級〉完全対策は模擬試験がついていて、問題の解説が詳細にされています。音声CDつきで聞き取り対策の勉強にも◎
3回分の模擬試験と丁寧な解説のみなので、たくさん練習問題を解きたい方には向いていない教材かもしれません。
そして、作文が苦手なかたは多いと思います。わたしも苦手で1番点数が取れないです…。そんな作文対策におすすめなのがこちらの 韓国語能力試験TOPIKⅡ作文完全対策です。
TOPIK Ⅱ(中・上級)で出題される作文は、韓国語(한다体:ハンダ体)で書かなくてはいけません。
この本ではハンダ体の作り方や、原稿用紙の使い方から説明してくれています。
韓国語を原稿用紙に書くことってないですよね?
まずは原稿用紙の使い方を知って、韓国語をマス目に入れる練習から始めましょう♪
先ほどご紹介した、TOPIKⅡ3〜6級読解編のTOPIKⅠ 1.2級版はこちらです。
韓国語検定とハングル検定のレベルと違いまとめ
今回は韓国語検定とハングル検定のレベルと違いについて、比較してまとめました。
韓国語検定とハングル検定のどちらを受けようか悩まれていて、初級の単語と文法学習を終わらせたレベルのかたは、まずはハングル検定5級の受験をおすすめします!
今回の記事が参考になりましたら嬉しいです。
ぜひ、実力試しにチャレンジしてみてくださいね。